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振袖姿を格上げ!成人式での立ち居振る舞い完全ガイド

振袖姿を格上げ!成人式での立ち居振る舞い完全ガイド

せっかくの振袖姿、最高に美しく見せたいですよね。このガイドでは、立ち方、座り方、歩き方から食事をするときのマナーまで、振袖姿をより一層輝かせるためのマナーとコツを徹底解説します。自信を持って、忘れられないステキな一日を迎えましょう。

式典当日、自信を持って振袖を着こなすためには

成人式・二十歳に集いなどの式典は人生の節目として、やはり一番美しく、そして堂々と迎えたいですよね。日本の伝統的な衣装である振袖は、その華やかさで私たちを特別な存在に変えてくれます。
しかし、普段着とは違うからこそ、その着こなしにはちょっとしたコツとマナーが求められます。
当日、慣れない振袖姿で「どうしたらいいんだろう?」と慌ててしまってはもったいないですよね。
当日に慌てないよう、事前に美しい立ち居振る舞いのポイントをチェックしておきましょう。一緒に上品で優雅な振袖美人を目指しましょう!

振袖姿を際立たせる!基本の「立ち方」

振袖を着た時の立ち姿は、あなたの印象を大きく左右します。ちょっとしたポイントをお伝えします。

・背筋を伸ばし、顎を引く: 猫背にならないよう、天井から糸で引っ張られているようなイメージで、すっと背筋を伸ばしましょう。顎を引きすぎると不自然なので、まっすぐ前を見るように意識してください。

・肩の力を抜く: 緊張すると肩に力が入りがちですが、ぜひリラックスして肩を下げましょう。

・足は「ハの字」で上品に: 両足のかかとを軽くつけ、つま先を少し開いた「ハの字」で立つと、裾が美しく見え、品の良い印象になります。

・手は体の前で重ねる:立っている時には、両手は体の横ではなく、体の前で軽く重ね、おへその少し下あたりに置くと、落ち着いた印象になります。あまりたくさんの荷物を持ちすぎないようにするのもポイントです。

美しい姿勢を保つ「座り方」のコツ

式典中は座る時間も長くなります。振袖を乱さず、美しく座るためのポイントを押さえておきましょう。

・椅子に浅く腰かける: 深く座りすぎると振袖の裾が崩れたり、帯が椅子に当たって苦しくなったりします。そこで、椅子の前半分くらいに浅く腰かけましょう。

・両ひざを揃える: 足を開かず、両ひざをぴったりと揃えるのが基本です。

・袖は膝の上に重ねるか、腕にかける: 袖が床につかないよう、膝の上に丁寧に重ねるか、腕の内側に掛けておくと安心です。

・立ち上がる時は袖をまとめる: 立つ前に、両方の袖を軽くまとめて持ち上げると、椅子に引っかかったり、踏んだりする心配がありません。

ドアの開閉、物の受け渡しも丁寧に

振袖を着ている時には、ちょっとした仕草も丁寧に行うのがポイント。

・ドアの開閉: ドアを開ける際は、袖が挟まらないように気をつけましょう。具体的には、片方の手で袖口を抑えながら開閉するとスムーズです。閉める際も、袖が挟まったり引っかかったりしないように、ゆっくりと静かに締めましょう。

・物の受け渡し: 物を渡す際や受け取る際も、両袖が大きく動かないよう、片方の手で袖口を軽く抑えると丁寧な印象になります。

困った時も安心!トラブル回避とスマートな対応

慣れない振袖姿での外出は、予期せぬトラブルもあるかもしれません。しかし、落ち着いて対処するためのポイントがあります。。例えば、お手洗いでの困り事、食事中の汚れ、移動中のハプニングなど、不安に感じる場面があるかもしれません。でも、ご安心ください!
ちょっとした知識と心構えがあれば、どんな時でも落ち着いてスマートに対処できます。ここでは、そんな「もしも」の時に役立つ具体的なポイントをご紹介します。

食事中のスマートな振る舞い

朝早くから、振袖を着ていると、食事をしたり飲み物を飲んだりする機会がある場合も。そんな時も振袖を汚さないように気をつけましょう。

・ハンカチやナプキンを活用: 帯や振袖が汚れないよう、膝の上にナプキンを広げたり、ハンカチを首元にかけておくのもおすすめです。

・大皿料理は慎重に: 大皿から料理を取り分ける際は、袖が料理に触れないよう特に注意しましょう。必要であれば、袖を片手で抑えながら取り分けます。

・飲み物を飲む時の注意点:グラスを持つ際は、袖がグラスに触れたり、こぼれたりしないよう、片方の手で袖口を軽く抑えるとスマートです。とりわけ色の濃い飲み物は、万が一こぼしてしまった場合に目立ちやすいため、より注意が必要です。ストローがある場合は、積極的に利用するのも良いでしょう。

振袖での「お手洗い」は落ち着いて慎重に

多くの方が不安に感じるのがお手洗いではないでしょうか。まずは、焦らず、落ち着いて行動することが大切です。

・個室は広めの場所を選ぶ: 可能であれば、振袖がゆったりと収まる広めの個室を選びましょう。

・袖と裾をしっかり持ち上げる: これが一番重要かつ、慎重に行うべきポイントです。

まず、振袖の上前(うわまえ)、つまり体の一番上にかかっている部分を、帯の下に挟み込むようにして持ち上げます。ちょうど着物の胸元から帯の下までがめくれるようなイメージです。

次に、長い両袖が床に触れないよう、帯の上や、あるいは両肩にかけて固定します。袖クリップなどがあればさらに便利ですが、なければ帯に挟んだり、内側に折り込んだりして、しっかりと固定しましょう。

そして、残りの裾全体、つまりすべての着物の裾を両手で丁寧に持ち上げます。この時、奥の裾(下前)から順番に、外側の裾(上前)まですべて持ち上げると汚れる心配がありません。まるで振袖の裾をミニスカートのように持ち上げるイメージです。

・お手洗いからでる前に確認する: 帯から出した振袖が乱れていないか、帯締めの位置などがずれていないか、鏡で確認しましょう。裾が、きちんと元の状態に戻っているかも忘れずにチェックしてくださいね。

寒さ対策と休憩時の過ごし方

冬の振袖では寒さ対策も重要です。

・羽織物やストール: 式典会場への移動時など、羽織やショール、ストールを活用して体を冷やさないようにしましょう。会場内では、邪魔にならない場所に置き、着席中は膝掛けにするのも良いでしょう。

・休憩時は無理せず: 慣れない振袖での長時間の行動は疲れるものです。
その際、座れる場所があれば積極的に休憩を取り、体調管理にも気を配りましょう。

もしもの時の対処法!振袖を食事中に汚してしまった時は?

 振袖を食事中に汚してしまった場合、焦らず適切な対処をすることが大切です。応急処置で被害を最小限に抑え、その後の専門的なクリーニングに繋げましょう。

まずは冷静に!汚れの種類を見極める

汚れてしまったら、まずは何の汚れかを確認しましょう。食べ物の種類によって対処法が変わってきます。

・水溶性の汚れ(飲み物、醤油など): 水分を多く含み、水で落ちやすい汚れです。

・油性の汚れ(ドレッシング、揚げ物など): 油分を含み、水だけでは落ちにくい汚れです。

・固形物(ご飯粒、具材など): 付着したまま放置するとシミやカビの原因になることがあります。

汚してしまったと焦らずに、確認してから応急処置をしていきましょう。

応急処置の基本ステップ

落ち着いて汚れの種類を見極めたら、以下の手順で応急処置を行いましょう。

1. 焦らず、まずは冷静に: 慌ててこすったり、広げたりしないことが最も重要です。シミを広げたり、生地を傷めたりする原因になります。

2. 固形物を取り除く: もしご飯粒や具材などが付着している場合は、ティッシュや清潔な布で優しくつまむように取り除きます。こすりつけたり、無理に引っ張ったりしないように注意してください。

3.汚れた部分を「つまみ拭き」で広げない:

・水溶性の汚れの場合: 清潔なティッシュや乾いた布を何枚か重ねて、シミの裏側に当てます。
次に、別の清潔なティッシュや布を軽く濡らして固く絞り、シミの外側から内側へ向かって、優しく叩くように水分を吸い取らせます。こすらず、トントンと軽く叩く「つまみ拭き」がポイントです。乾いた部分に汚れを移していくイメージで、ティッシュや布はこまめに新しいものに替えましょう。

・油性の汚れの場合: 水は使わず、乾いた清潔なティッシュや布で、汚れを優しく吸い取らせるように押さえます。こすると油分が広がる可能性があるので、あくまで「吸い取る」ことに徹しましょう。外出先で無理に落とそうとせず、これ以上の広がりを防ぐことが最優先です。

4. 絶対にやってはいけないこと:

・ゴシゴシこする: シミが繊維の奥に入り込んだり、生地が毛羽立ったりして、かえってシミが落ちにくくなります。

・ウェットティッシュで拭く: ウェットティッシュに含まれる成分がシミを定着させたり、輪ジミになったりする可能性があります。

・自己判断で洗剤を使う: 振袖はデリケートな素材が多く、洗剤の種類によっては色落ちや生地の傷みの原因になります。

応急処置後の注意点

応急処置が終わったら、その後の対応も重要です。

・ これ以上触らない: 応急処置が終わったら、それ以上は触らず、専門家への依頼を待ちましょう。

・ 専門業者に早めに相談する: 帰宅後、できるだけ早く振袖の専門クリーニング店に相談しましょう。汚れの種類や応急処置の内容を詳しく伝えることで、より適切な処置をしてもらえます。
時間が経つとシミが定着し、落ちにくくなる可能性が高まります。購入店やレンタル店に連絡し、指示を仰ぐのが最も確実です。

成人式の振袖は、特別な日の大切な衣装です。万が一の時も冷静に対処し、プロの力を借りて、美しい状態を保ちましょう。

まとめ

せっかくの美しい振袖姿を最大限に活かすために、マナーと立ち居振る舞いはとても重要です。
ご紹介したこれらの点を少し意識するだけで、あなたの振袖姿は格段に輝き、自信を持って成人式を迎えられるはずです。事前の準備と心構えがあれば、当日も安心して素晴らしい一日を満喫できるでしょう。
素敵な一日になりますように!

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