BLOGブログ

「成人式」・「二十歳のつどい」の始まりは?由来や意味、マナーについて

「成人式」・「二十歳のつどい」の始まりは?由来や意味、マナーについて

成人式のイメージとしては「未成年が成人を迎えることのお祝い」と思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?「成人を祝う」という文化は、「成人式」「二十歳のつどい」という名称や形式でなくとも、非常に古い歴史があります。これから二十歳を迎える方は、ぜひ一度由来や意味について目を通してみてください。

成人の日ってそもそもどんな日?由来や意味知ってますか?

そもそも成人はいつからお祝いされていたのか、どのようにお祝いされて今の形になっていったのか、どんな意味があるのかを詳しく知っている!という方は少ないのではないでしょうか?
ここでは、成人式と呼ばれるようになる前からどのようにお祝いされてきたのかをご説明します。

もともとはかつて行われてきた通過儀礼が由来

日本では昔から、「成人」=一人前の大人になったことを祝う儀式が執り行われてきました。

男の子は『元服(げんぷく)』の儀といわれ12〜16歳頃におこなわれ、幼名から新しい名前に切り替えたり、
大人としての礼装に身を包み冠をつけることで成長の節目としていました。

女の子は『裳着(もぎ)』の儀といわれ、同じく12〜16歳頃に、裳(も)という衣装を着て髪を結い上げる髪上げをおこない、子どもの装いから大人のものへと変えていきました。

どちらも数え歳で12歳〜16歳の子供を対象に髪型や服装を大人のものに変えて成人の仲間入りをし、これまでも成長をお祝いしていました。明治時代に成年年齢を「20歳」となる法律が決まる頃まで受け継がれてきました。

成人式が今のスタイルになったのは

現在の成人式のスタイルに近い式典が行われたのは、1946年の11月22日に埼玉県で行われた「青年祭」が最初と言われています。
当時、敗戦した日本の若者に未来に希望を持ってもらいたいという思いから企画されたものが最初と言われています。政府がこの青年祭に影響を受けて、1948年に祝日法で『成人の日』が制定されました。

成人式は、地方自治体が主催する式典で、一人前の大人として新たなスタートを踏み出す若者を激励する意味で執り行われています。
「成人の日」は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする成年を励ます」という趣旨が定められた国民の祝日で、1948年に制定され従来は、1月15日でした。現在は2000年に制定されたハッピーマンデー制度に基づき、1月の第2月曜日に制定されています。

成人式から二十歳のつどいへ

成人式という名称が各地で変更されているのは、2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられた為です。改正後の初めての成人の日に行われた式典では、対象者を従来の20歳とした自治体がほとんどでした。多くの自治体で成人式の名称を変更し、2023年から二十歳の集いや二十歳を祝う会など独自の名称へ変わりました。
成人式の対象者を18歳ではなく、20歳としている理由として、18歳が受験や就職活動などと重なる時期であるため参加人数の減少が考えられるためとしています。

式典に出席する時のルールやマナーは?

成人式の目的は、大人の仲間入りをする新成人の門出を祝うこと。服装等に細かい決まりはありませんが、地方自治体が主催する式典ですので、多くの参加者がフォーマルを意識した服装で出席しているようです。出席するにあたって気をつけたいことなどをお伝えします。

TPOをわきまえた服装での参加

成人式に参加するにあたって、決まった服装はありません。男性女性ともに和装姿でなければならない、スーツをきていなければならないといった、はっきりとした決まりはないのですが、式典であることを意識して、フォーマルな服装で参加しましょう。
露出度の高い服装やカジュアルな服装は避けて参加しましょう。 

式典中の私語やスマホは厳禁

式典は、地域によって開始時間や所要時間などが異なりますが、式典自体の所要時間は40分〜1時間半前後。久しぶりに会う友人たちと集まり、ついつい話をしたくなるもの。しかし、式典中の私語は厳禁です。静かにスピーチを聞くのが大人として守りたいマナーです。会場内でのスマホの使用も避け、マナーモードにしておきましょう。

まとめ

大人への仲間入りをお祝いする成人式。
伝統的な儀式から時代と共に地域性によって変化するなどしてきた成人式ですが、一生に一度のお祝いなので、ぜひ楽しい思い出を作ってくださいね♪

SHARE!

BLOG TOP