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振袖も事前準備が重要?!必要なものとは?

普段触れる機会のない振袖は、わからないことが多いかと思います。
振袖は、着物と帯だけでは着る事が出来ず、想像以上に必要なものが多く、名前も複雑なので全てを準備したつもりでも、抜けがある場合もあります。
着付け当日に焦ることのないように、事前準備をしっかりしておきましょう!

成人式振袖の着付けに必要な小物の種類

他の記念事とはまた違った一大イベントである成人式に欠かせない《振袖》
どんな色の振袖にするか、どんなコーディネイトにするか、準備の時間から楽しいですよね!
実は、振袖をキレイに着こなす為には様々な小物が必要となります。
そして、小物の一つ一つに名前があり大事な役割があります。
今回は、その小物たちの種類と名前、役割について紹介します。

装飾小物

別の言い方で和装小物とも言います。
一般的に、振袖の姿をより一層引き立ててくれる小物の事で、振袖を着た状態の目に見える部分を彩る小物の事を指します。
また、襟の都にちらりと見える半衿は、色や柄、刺繍などたくさんの種類があり好みやこだわりを出せるポイント。
足袋も、装飾小物に含まれ、最近では厚手のものやレースなど、種類も豊富になっています。
一つ一つの小物がコーディネイトを左右するアイテムとなってきます!

着付け小物

着付け小物は、言葉の通り着付けに必要な小物の事を言い、通常振袖の下に隠れて目に見えることはありません。
ですが、その小物たちがないとキレイな着付けが出来ない為、なくてはならない大切な小物と言えます。
着付けをする人によって、使用しない小物があったりもしますが、基本的には全ての小物が着付けで必要となります。

あると便利な小物

着物を着る為には、体の凹凸をなくす必要がある為、胴回りが細い人の場合フェイスタオルを準備しておくといいでしょう。
フェイスタオルを胴回りに巻く事で、胴回りが平らになるよう補正をしていきます。
枚数としては、3〜4枚準備しておくと安心です。
また、振袖のバックは基本的に大きなものが入らない仕様になっています。
なので、お財布などは持たず、小さなポーチや名刺入れのようなケースにお金を忍ばせておくと荷物も増えずに便利です!

成人式振袖の装飾小物のチェックリスト

振袖をレンタルする場合は、基本的に以下のような装飾小物が含まれています。
どれも最初の印象をを左右するアイテムになるので、どんなものがプランに含まれているのかしっかりと確認しておきましょう!
では、それぞれの名前と役割について紹介していきます。

帯締め(おびしめ)

帯締めは、帯の中央で結んでいる紐のことで、帯を固定する役割があります。
そして、振袖のコーディネートには欠かす事が出来ない全体のコーデを引き立ててくれる必須アイテムです。
以前は、平たいシンプルな帯締めが基本でしたが、最近はパールなどの飾りがついていたり、振袖に合わせて選ぶと統一感が出ます。
個性的な帯締めは、他の人と差をつけることができるアイテムです。

帯揚げ(おびあげ)

帯揚げは、帯と着物の間に使用し胸元を飾り、役割としては帯の形を綺麗に見せる為のものです。
振袖用は主に総絞りを使用することが多く、素材や結び方によって見映えを良くするアイテムです。
見える部分は少ないですが、アクセントになり、振袖や半襟の色と合わせる事で、より一層振袖姿が華やかになります。

伊達衿(だてえり)、重ね衿(かさねえり)

伊達衿は重ね衿とも言い、着物と半襟の間に細くのぞかせて使用し着物を重ねて着ているように見せる役割があります。
振袖の色と被らない色を選ぶ事が多く、衿元のアクセントになる事から、お顔映りや振袖全体の雰囲気を左右する重要なアイテムと言えます。
最近では、パールやストーンがついた伊達衿も登場し、他の装飾小物と合わせてコーディネートをすのが人気です。

半衿(はんえり)

半衿は、長襦袢の衿につける替えの衿のことで、役割は振袖の衿が汚れるのを防ぎます。
振袖のような華やかに見せたい着物の場合、金や銀の刺繍を使った柄やレースなど様々な半衿から選ぶ事が出来ます。
一般的な色は白ですが、刺繍入りや色を変えるだけで、振袖全体がポップな雰囲気や落ち着いた雰囲気の印象に変わります。

バック、草履(ぞうり)

装飾小物の中でもメジャーなバッグは、体の幅からはみ出ないサイズがバランスが良いとされています。
布製のバッグが一般的ですが、最近ではサイズや素材の種類も増え注目を集めています。
全体的な統一感を出すには、振袖の色や柄と合わせるといいでしょう。
草履とセットで販売されていることが多い草履にも、色柄が豊富に取り揃えられています。
理想的なサイズは、かかとが1cmくらい出るくらいがベストだと言われています。
ですが、履きなれない上に履いている時間が長いので、足が痛くなりにくいものを選びましょう。

ショール

成人式の定番とも言える、白いふわふわが特徴的なショール。
主な役割は、振袖の衿元から入る風を防ぐ為の寒さ対策として用いられますが、振袖を華やかに見せる大切な役割もあります。
素材感やデザインの種類もいくつかあり、ショールの代わりにストールを使用する場合もあります。
好みに合わせてコーディネイトを楽しむ事が出来ます。

髪飾り(かみかざり)

振袖のトータルコーディネイトに重要な髪飾り。
最近は種類も豊富で、生花やツマミ細工、ドライフラワー、リボンや組紐、水引など様々な髪飾りが登場しています。
赤や白が無難と言われていますが、基本的に振袖や装飾小物と合わせて選ぶと間違いがないでしょう。
顔回りの印象を華やかにしてくれる髪飾りは、ヘアスタイルに合うと自分の好みに合うデザインのものを選びましょう。

成人式振袖の着付け小物のチェックリスト

次に、振袖の着付けをする際に必ず必要な小物についてご紹介します。
振袖や和装の際にしか使用しないものがほとんどなので、覚えにくいかと思いますが、不足していると着付けが出来なかったり、キレイな仕上がりにならない原因となるので、しっかり準備をしておきましょう。
振袖をレンタルした場合も、自分で準備する必要があるものもあるので、注意が必要です。

足袋(たび)

足袋は、和装の靴下のようなもので親指と他の指の2つに分かれています。
足のサイズに合ってない場合、足を痛める原因となるので自分の足にピッタリ合うサイズを選びましょう。
色は、原則としては白で、「こはぜ」と呼ばれる金具の付いた足袋が一般的。
しかし、最近は、靴下感覚で履けるストレッチ足袋もあります。
また、色付きやレースなど種類も豊富になってきています。

肌襦袢(はだじゅばん)、裾除け(すそよけ)

肌襦袢は、素肌の上に着る着物用の下着のようなもので、着物が直接肌に触れるのを防いでくれ流役割があります。
肌襦袢が汗や汚れを吸収する事で、着物を汚れから守ってくれます。
裾除けは“蹴出し”とも言い、着物の裾が痛まないようにつける為、歩きやすくなります。
また、着崩れ防止にもなります。
上下がつながったワンピースタイプのものと、肌襦袢と裾よけの上下で別れたセパレートタイプなどがあります。

長襦袢(ながじゅばん)

長襦袢とは、振袖の下に着るインナーのようなもので、汗などの汚れから着物を守る役割があります。
肌襦袢同様に着崩れ防止の役割があり、着物の裾や袖から見えてもいいとなっており、白や薄いピンクが一般的です。
長襦袢の袖丈が長いと袖下で余った袖がたまってしまい、逆に袖丈が短すぎると、袖口から長襦袢の袖が出てしまったりして美しく着こなす事ができません。
必ず振袖に合う振袖用の長襦袢を用意しましょう。

衿芯(えりしん)

長襦袢につける半衿の下に取り付けて、衿をしゃきっとキレイに見せる役割があり、振袖には必須アイテムとなります。
衿がキレイに仕上がっていると、着姿がより美しくなると言われています。

腰紐(こしひも)

着物がはだけないようにしっかり固定して着付けをする為に必要な紐が腰紐です。
また、着物の丈を定めるとても大切な役割があります。
着付ける人や本人の体型によって使用する本数に違いがありますが、基本的に補正用、長襦袢用、着物用に合計4本必要ですが、予備として1〜2本余分に持っておくと安心です。
着付ける人によって使用する本数が違う事を覚えておきましょう。

コーリンベルト(着付けベルト)

コーリンベルトは、衿元を固定する紐の代わりになるゴムベルトです。
着物を簡単に着ることもできる便利アイテムで、主に胸紐の役割として使用します。
両端にクリップがついたゴム紐のような形をしていて、着物を挟んでヨレないように引っ張ってくれます。
コーリンベルトを使う事によって、振袖を長時間着ていても苦しくないと言われています。



伊達締め(だてじめ)、マジックベルト

伊達締めは、衿の合わせが緩んだりズレたりしないよう止めておく着崩れを防止の役割があります。
形状や素材はいくつかあり、長襦袢用と着物用に2本必要となります。
着物の余った部分を腰で折り上げるおはしょりを作る時にも必要です。

三重紐(さんじゅうひも)

一部がゴム紐になった紐のことを言い、帯結びにアレンジを加えたり、難しい結び方も綺麗に仕上げられる必須のアイテムです。
振袖専用の道具で、ゴム紐が三本であれば三重紐、四本であれば四重紐と呼び、両端には一本の紐がついています。
三重紐一つで隠し紐3本分の働きをしてくれます。

帯枕(おびまくら)

帯の形を作るときに土台となる蛤型の小物で、帯の形を整える為に背中側につけて使用します。
派手な帯結びをする時には、厚めの帯枕の方が綺麗に見えます。
また、飾り結びのボリュームを支える役割もあり、着用することで、腰回りもキレイになるので大切な小物の一つです。

前板(まえいた)、後板(うしろいた)

帯の前にシワが寄らないようにする為のアイテムが前板といい、逆に腰回りをキレイに見せるためのアイテムを後板と言います。
これを使うと帯の表面にハリが出るので、帯のしわやよれを防ぎ、美しい振袖姿となります。
後板は振袖専用の道具で、前板よりもひと回りサイズが小さいのが特徴です。
振袖は帯を飾り結びするので、帯の後ろ側も土台でしっかりと整える必要があります。

一つ一つが写真にも影響する?!

ここまで、振袖に必要な小物についてご紹介しました。
どの小物が欠けても、振袖のトータルコーディネートは完成しません!
そうなると、せっかくの記念撮影も完璧なスタイルで残す事が出来なくなってしまいます。。
特に装飾小物があると、記念撮影でどんなメリットがあるのでしょうか?

装飾小物で撮影するパターンが増える

振袖撮影には、基本ポーズというものがあり、そのポーズにはバックが不可欠となります。
また、棚の上に置いたバックの近くに立ち手を添えるポーズや、座った状態でバックに手を伸ばすポーズなど、バック一つあるだけで撮影パターンにレパートリーが生まれます。
ショールがある場合は、ショールをつけないバージョンとつけたバージョンで見た目の印象が大きく変化するので、2パターン撮影しておくとより記念撮影を楽しむ事が出来ますよ!

装飾小物で全体の印象が変わる

目に見えてわかる装飾小物は、振袖全体の印象を変える事が出来ます。
可愛く仕上げたいのか、カッコよく仕上げたいのか、またポップに仕上げたいのか、落ち着いた雰囲気で仕上げたいのか、、
本人の好みによって選ぶ小物は変わってきます。
同時に撮影した写真の雰囲気も変わってくるので、振袖選びから写真撮影まで小物一つで周りに与える印象を変化させる事が出来るとも言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
振袖を着るには、たくさんの小物が必要な事、そしてその小物一つ一つに意味があり、重要な役割がある事を知って頂けたかと思います。
着付け小物は振袖をキレイに着こなす為に、装飾小物は振袖姿をより華やかに仕上げる為に、どちらも成人式当日を大成功させるには絶対に必要!
自分の好きを見つけて、好みにあった小物に出会えると良いですね!

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